A&S ママメイト優 百人百色の活きた子育て ~実は簡単だった子育ての極意~

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病気・怪我・薬

熱中症とエアコンの関係

ある調査では、外国出身者の8割が、また熱帯地域出身者で6割の方が「日本の夏は過ごしにくい」と感じているそうです。それは「高温多湿」が原因かもしれませんね。

毎年、ニュースにもなる熱中症。
「熱中症」の原因の一つは、上手に汗をかけないことが挙げられます。子どもは大人のように、まだ上手に体温調節をすることができません。汗をかく機能が未発達なのです。機能が発達してくるのは思春期以降。汗腺は3歳から4歳ごろまでの第一次成長期にある程度発達し、10~12歳前後に始まる第二次成長期で、大人に近づいてくると言われています。それまでは特に、熱中症には注意が必要なのです。

・汗の量が少なく、熱を逃がしにくい
・熱などがこもりやすく、赤くなりやすい

「エアコンを使い過ぎると、体温調節ができなくなる」
こんな話を聞いたことはありませんか?確かに、冬は冬らしい…夏は夏らしい…と季節を感じられる生活は理想ですが…果たしてエアコンは使わない方が良いのか?

答えはNO。ここ数年の猛暑を考えれば、エアコンは必須です。特に気温が35度を超えるような猛暑の中で、汗腺の発達を気にしてエアコンの使用を避ける方が、危険です。使い方が問題なだけです。極端に低い温度設定にするのはNG。26度前後に設定してれば、何の問題も無いとされています。また、エアコンのきいた部屋にいることが、直接汗腺の発達を妨げるのではなく、「汗をかかない」ことが発達を妨げるのです。つまりは、「汗をかく」行動をしていればOK。30分でも、意識的に「汗をかく」時間を作ると良いそうです。これを、「暑熱順化」と呼ぶそうで、暑い環境に何度も身を置く、または暑い中で運動を繰り返すことで、たくさん汗をかけるようになるようです。「暑熱順化」は、1日1~2時間、数日から2週間程度で完成するとのこと。

その点、子どもたちは日中エアコンのきいた部屋に居ても、登下校や体育の時間、運動系の部活ならその時にも汗をかきますし、体温調節機能が低下することはあまりなさそうですね。

ポイントは「能動汗腺を発達させること」が重要です。汗と一緒に熱を体内から逃がし、熱中症のリスクを減らしましょう。

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