現在、大阪で猛威を奮っている新型コロナウイルスのイギリス型(N501Y変異株)。大阪ではほぼ、イギリス型に置き換わっているとされ、東京では感染者の70%近くは、N501変異株が検出されてきています。従来型とは違い、子どもへの感染が増加。その多くは家庭内感染(親などからうつる)とされていますが、各地の学校・教育現場でもクラスターが発生しています。これは大阪だけのことではありません。東京の3月最終週の「10歳未満の感染」は87人だったのが、4月末ごろには176人だったと、昨日(5/7)のNEWS23で報じられていました。厚労省の専門家会議で明らかにされた事実として、4月23日までの状況解析で…↓
学校・教育施設や児童福祉施設において、1・2月はクラスター発生が全体の13%だったのが、3月で約17%、4月には19%と、右肩上がりの結果が示されました。※クラスター 家庭内での感染を除く5人以上の感染とされています。このGW、ステイホームをされていた方もたくさんいらっしゃるとは思いますが、連日報道されていた「各地の人出」を見ると、今後の感染拡大を更に懸念せざるを得ません。
インタビューを見ていると…「マスクをしているから大丈夫」
いえいえ、NGです!このような結果が出ているので、ご紹介しておきます。↓(報道1930より)
世田谷区の無症状陽性者78人のウイルス量を測定したところ…スーパースプレッターが35%も居た!!というのです。他の人に感染させる「感染者の唾液量」で表すと…
ペットボトル(500ml)レベル 0人
コーヒー一杯(125ml)レベル 18人(23%)
小さじ一杯(1ml)レベル 18人(23%)スプレッター
スポイト0.1mlレベル 15人(19%)スプレッター
ミスト0.01mlレベル 27人(35%)スーパースプレッター
改めてお伝えしておきたいのが、この方たちは、無症状者ということ。
ウレタンや布性マスクはどうしても効果が低い!不織布マスクを!
隙間がある付け方をしていると、感染しやすくなります。もはや変異株は「マスクをしているから大丈夫」ではないのです。イギリス型・インド型共に、感染力は従来型より高いとされ、ワクチン効果も種類により懸念されるところ。
エアロゾル感染、要注意です。
また、インドで猛威を奮っているインド型(L452R)(E484Q)は、更に気を付けなければいけないウイルスです。今までの日本の あまい水際対策を擦りぬけ、もう市中に入っています。これまでの「アジア人にはかかりにくい」とされていたコロナウイルスではなく、インド型は、「日本人に多い白血球の型による免疫が利きにくくなる」とされています。免疫が下がると重症化しやすくなることが予想されますね。今一度気を引き締め、感染対策を万全にする必要がありそうですね。
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