小さい子どもを育てていると、なんでも口に入れて困りますよね…子どもからすれば好奇心…好奇心は大切で育ててあげたい反面、何かを口に入れるとなると…衛生面や誤飲が気になります。のどを詰まらせれば、場合によっては入院する重篤な被害を生じることもあります。また、お薬の場合、中身(錠剤)を出さずにそのまま口に入れてしまって出血…という事例もあります。
薬の誤飲では、向精神薬・気管支拡張剤・血圧降下剤・睡眠薬・血糖降下剤など、中毒症状のリスクが高いものは特に注意が必要です。
国がまとめている「家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」では、小児の誤飲対象として、常に医薬品・医薬部外品が上位となっています。
そこで今日は、「薬の保管についてのポイント」を書いておきます。
・踏み台でも子どもの手が届かない場所に保管
・万が一届いた時用に、鍵のかかる場所に保管
・服用後は放置せず、すぐに片付ける
・医薬品を出し入れするところを見せない(子どもの興味をひかせないため)
・薬を飲んでいる姿を見せない
・遊び道具として、興味を示しても触らせない
また、薬の基本的保管方法も書いておきます。
薬は、光や温度・湿度の影響を受け、効能が落ちることが多くあります。保管方法に指示がない場合は、冷蔵庫に入れない。取り出した時の室温との温度差で湿気を帯びる恐れがあります。室温基本です。
・高温・多湿・直射日光をさけて保管
・容器のふたや栓をしっかりしめて保管
・暖房器具の近くを避けて保管
・日中長時間車の中に置いておかない
・食品・殺虫剤・防虫剤と分けて保管
・個人ごとに分けて保管
・中身を移し替えず、容器をそのまま保管・
・使用期限守って保管
市販されている薬には、箱やラベルに使用期限が記載されています。こちらは未開封の場合の期限ですので、食品と同様、開封後は早めに使用するようにしてくださいね。