A&S ママメイト優 百人百色の活きた子育て ~実は簡単だった子育ての極意~

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病気・怪我・薬

薬を珈琲紅茶・牛乳で!?危険な飲み方に注意


薬は、反対から読むとリスク。今回は、子育てに関する情報というより、子育て世代のパパママ、更にはおじいちゃまおばあちゃまにご注意いただきたい情報をお伝えします。忙しい時、つい目の前にあるもので薬を飲んでしまう…「あるある」ですよね。

単独では問題のない薬でも…「薬と薬」、または「薬と食品」や「薬と飲み物」の組み合わせによっては、影響が出るものがあります。それを相互作用と言います。その作用とは…
・効き目が強くなりすぎる
・効き目が弱くなる

状態をよくするために飲む薬、どちらも、困りますよね。今日は、薬×薬ではなく 薬×嗜好品に注目します。
例えば…

<風邪薬の総合感冒薬×コーヒー・紅茶は✖>
カフェインが含まれている薬が多く、一緒に服用するとカフェインの摂りすぎで頭痛を引き起こす。また、カフェインには胃酸の分泌を促進する働きがあるので、薬に影響したり、胃腸障害の増加の可能性有ります。

<睡眠薬×アルコールは✖>
睡眠薬とアルコールは同様に、脳の神経の興奮を抑えるため薬が効きすぎることがあります。同時服用はNG。精神安定薬もNGです。昏睡・意識障害の危険あり。特にアルコールは、薬の天敵です。血圧を下げる働きがあるので血圧降下剤で立ち眩みや脳貧血を引き起こします。また糖尿病治療薬やアスピリンなどの解熱鎮痛剤とも相性は悪く、悪酔いしやすくなると言われています。アセトアミノフェン(風邪薬によく入っている成分)も肝臓に負担をかけてしまいます。とにかく、薬×アルコールは強い眠気も引き起こすため基本的にNGです。

<胃薬×炭酸飲料は✖>
一般的に、炭酸飲料は清涼感を出すために酸性に近いものが多いですね。そのため、消炎鎮痛剤の胃腸障害が出やすくなると言われています。また制酸剤を含む胃薬では、薬が炭酸飲料と反応して、効果が薄れるとされています。

<免疫抑制剤・強心剤×セントジョーンズワートは✖>
セントジョーンズワートというと聞きなれないかもしれませんがセイヨウオトギリソウのことです。精神安定系サプリ。ダイエット系のお茶にも含まれていることがあります。

<抗生物質×牛乳・ヨーグルトは✖>
抗生物質は、病院で処方していただくことも多いですね。お子様でも鼻炎アレルギーや中耳炎の時など、耳鼻咽喉科でもよく処方されると思います。こちらの項目は、お子様にもありがちな飲み方。ですが…抗生物質は牛乳などのカルシウムとは相性が悪く、基本的に薬の吸収率を低下させてしまいます。テトラサイクリン系の抗生物質やニューキノロン系の抗菌剤がNGとされています。腸で溶けるように作られた薬を、胃の中で溶かしてしまうのです。牛乳やヨーグルトとは2時間ぐらい、ずらして服用したほうが良いとされています。

<ワルファリン×ビタミンK・カモミール・ジンジャーは✖>
ワルファリンは血栓予防の血液サラサラ薬。ビタミンKを多く含むビタミン剤や、納豆・青汁はNG。カモミールも出血のリスクが高まるのでNG。ガーリックやジンジャーは、あざや出血の原因になりNGです。とは言え、日常の食事レベルなら大丈夫。サプリメントは、医師にご相談くださいね。(ワーファリン・ワルファリン同様)

<抗結核薬×マグロ・チーズは✖>
マグロに含まれるヒスチジン、チーズに含まれるチラミンがNG

<血圧を下げる薬×グレープフルーツジュースは✖>
薬の作用が増強して血圧が下がりすぎたり、心拍数が増える。頭痛・ほてり・ふらつきの副作用の可能性有。カルブロック・アテレック・ベニジピン・ニフェジピンは相互作用が強いので特に注意。グレープフルーツの影響は摂取後24時間。薬によっては、2~4日影響を持続するものもあると言われています…ちなみに…ハッサク・ダイダイ・ポンカン・いよかん・夏みかんNG⇒バレンシアオレンジ・レモン・カボスはOKです。
グレープフルーツは、てんかんや脳梗塞・血液透析などの薬にも影響を与えるので、非常に危険なもの。アルコールの酎ハイグレープフルーツサワーは大NGですよ~

薬は、お水かぬるま湯で服用してくださいね。
コップ一杯が目安です。水なしで飲むと、薬が食道にひっかかり、食道炎や潰瘍を起こす危険性があります。特にカプセルは要注意です。喉に張り付いてしまう可能性もあります。粉薬も、せき込んだり誤嚥の危険がありますよ。また、水が少ないと…薬の吸収が低下したり遅くなったり、効きが悪くなる可能性有です。

正しく服用して、効果のある飲み方をしてくださいね。