知らないと損!知識を増やして、賢く節税しよう。
皆さんが、耳にしたことがあるであろう医療費控除。
コチラは、医師による診察や治療・治療に必要な処方薬や市販薬・通院の交通費など、合計10万円以上の出費があった場合に対象となる控除制度ですね。
申告者の条件はありませんが、日常的に利用するような一般的ではないものです。
今日ご紹介するのは、まだまだあまり知られていない、セルフメディケーション節税。
2017年から始まったものです。(2022.1月時点)
コチラは医療費控除の特例として、予防接種や定期健診・人間ドックなどきちんと健康診断を受けている人が、スイッチOTC医薬品を購入した時に、その購入費用に応じて、所得控除を受けることができるというもの。
(※医療費控除との併用は不可)
箱にこのようなマークがあります。

また、レシートにも星マークなどでわかりやすくなっています。
スイッチOTC医薬品とは?
病院で使用される医薬品(医療用医薬品)として用いられていた成分が、OTC医薬品(薬局で購入できる)にスイッチ(転換)された医薬品のことです。わかりやすく言うと、以前は処方箋無しでは購入できなかったものが、有効成分・用法・容量が同じまま市販薬になったもの。
つまりは、ドラッグストアなどで購入できる医薬品が対象なのです。
2021年には、リンデロンなども追加されていますね。
主な物として、解熱鎮痛剤や生理痛用のイブプロフェン・消炎剤のインドメタシンなど。
商品名としては、アレジオン・セルベール・ガスター10・アレグラ・サロンシップ・ボルタレンなどが挙げられます。
申告の際に必要な、レシートを保管しておくことが大切です。
購入額は年間で1万2000円以上が対象で、確定申告をすることで控除が受けられます。控除額の上限は、8万8000円までとなっています。(年収200万円未満では、所得の5%以上で控除対象)
あてはまりそうな方は、上手に活用して上手に節税してくださいね。