子どもの花粉症、かわいそうですよね…大人でもキツイと聞くのに…鼻をかみすぎて、お鼻周りが真っ赤になっていたり、鼻を吸い過ぎて胸のあたりが痛くなったり、息ができなくて眠れなかったり…集中力ももちろん低下します。抗アレルギー薬で症状が出なくなるなら問題ないとして…それでも副鼻腔炎や不眠症状があるお子様の場合…
もしも、お子様の中学受験、高校受験を考えているならば??特に、高校受験や大学受験は受験時期がスギ花粉症の時期と重なります。受験に備えるのであれば先延ばしせずに、早めに始めることをオススメします。(唯一根治が期待できる治療法。注射と違い痛みもなく、基本自宅で服用する)何故なら、免疫療法は、3年~5年を要します。つまり…受験シーズンの辛さを軽減させてあげたかったら、逆算した年齢から始める必要があります。「中学受験を考えているならば、2年生か3年生から。高校受験を視野に入れているとすれば、4年生~6年生には始める」など…親子での長期的スケジュールを早いうちに立てておくのも、受験合格の道につながるひとつの方法かも?「アレルギーの薬が多いので減らしたい」「花粉症の薬は眠気などの副作用があるので飲みたくない」「毎年花粉症で悩みたくない」そのような悩みをお持ちの方は、一度チェックしてみてください。(8割は、症状が軽くなり、うち1割強は症状が出なくなる。一方残り1~2割は治療前と変わらないという報告もあります。)
ここで、前回書いた記事の追加情報を記載しておきます。
舌下免疫療法シダキュアの基本情報は、コチラ
Q服用する時注意すること
非常に溶けやすいので、濡れた手で触るのは、NGです。
Q学校行事や夏キャンプで飲むのが難しい…
数日であれば、問題ありません。子どもだけの管理に任せる方が心配です。環境が変わることによって副作用も出やすくなるので、むしろお薬は休みましょう。虫歯の治療をした、また口に傷がある…体調がすぐれない…熱がある…そんな日も服用を避ける判断が必要です。
Q飲み忘れた時は?
2・3日の飲み忘れは問題ありません。朝忘れて夜気付いた時には、その時に。次の日に気付いたら、2日分ではなく、その日の1日分だけ服用しましょう。
Q誤って多く服用してしまったら
直ちに吐き出し、うがいをする。翌日改めて、その日の分を服用
Q舌下免疫療法を途中でやめたら?
再開はできますが、中断期間によっては最初の投与量からとなります。(維持期に達していれば、2週間ぐらいの休薬は問題ないとされています)
Qスギ花粉飛散時期、アレルギー治療薬は飲んでいいの?
ステロイドが含まれている内服薬(飲む薬)以外はOKです。免疫反応を抑えてしまうため、舌下免疫療法の効果を打ち消してしまいます。ですが、ステロイドを含む外用薬(点鼻薬・点眼薬)は併用可能です。もともと症状がきつくて辛い方が舌下免疫療法を受けられるので、多くの方はアレルギー薬と併用しながら、症状の緩和と共にアレルギー薬を徐々に減らしていくのが一般的だそうです。