シングルマザー・ひとり親で子育てをするのは、本当に大変なことですよね。
現在は、幼児教育の無償化に高校授業料無償化等、助かる制度がたくさんあります。
大阪では、公立小中学校の給食費も無料です。子どもの医療や教育に関しては、手厚いですね。
幼児教育・保育の無償化制度について
私立高校授業料実質無償化について
ただし、幼児教育無償化にも共通して言えることですが、高校授業料無償化と言っても授業料が実質無償化であって、それ以外のPTA会費や教科書代、修学旅行費などは実費、私学の場合は、援助金と授業料の差額も実費です。また、申請してから支給までに数ヵ月かかりますので、4・5月は一旦授業料を支払う必要があります。ご注意ください。その際、支援金は学校に支払われるため、保護者が受けとれるものではなく、一旦授業料を徴収された後、支援金が支給されてから還付される流れのようです。
ではタイトルに書いた「高校授業料無償化で養育費は減額されるの?」
この答えは、今のところは影響ありません。但しこちらは公立高校での裁判結果です。今後新たな裁判があれば、変わってくることもあるかもしれません。要チェックですね。
☆上記リンクページでは、一般的な援助金について掲載しています。
本日は、高校授業料無償化について、一人親世帯の更なる援助をご紹介します。
高校授業料無償化は「高等学校等就学支援金」 授業料の補助
ここからご紹介するのは「高校生等奨学給付金制度」 授業料以外の経費の補助です。
授業料以外の経費とは、教材費・学用品費・PTA会費・入学用品・修学旅行費等のこと。
「高校生等奨学給付金制度」の対象となるのは、生活保護受給世帯と市町村民税所得割額が0円の世帯です。(ひとり親に限りません)
給付金額は、国公立と私学により異なり、給付金は直接保護者の銀行口座に振り込まれます。
※返還の必要はありません
支給回数は、1高校生に対し、年に1回。金額目安は↓
生活保護受給世帯(全日制・通信制)
国公立 年額32,300円
私立 年額52,600円
非課税世帯(全日制)
国公立 年額82,700円
私立 年額98,500円
非課税世帯(通信制)
国公立 年額36,500円
私立 年額38,100円
※一人親世帯で給与所得のみの場合 年収目安204万円以下が住民税非課税世帯対象。
申し込みは、各学校より6月以降の案内のようです。
該当する方は、問い合わせてみてくださいね。
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