登録販売者資格をもつ優ママの、家庭用医薬品の豆知識。
子育て世代向けの情報を発信しています。
今日は乗物酔い防止薬についてです。車やバス、電車に酔うなどの乗り物酔い。そんな時に服用されるのが、乗り物酔い防止薬です。が…実は三才未満対象の薬は販売されていない!って、ご存知でしたか?何故なら、三才までは乗り物酔いということ自体がない!と、されているからなんです。(厳密には少ない…)三半規管などの発達により、小学校に入る頃から乗り物酔いをすることが増えてくるのだそう。小学高学年から中学低学年までが酔いやすいピーク。
その後、徐々に減っていくようです。小中学校の生徒の30〜40%に発生という報告あり。
では、どんな薬が良いのか?
市販薬の中には、成分が腸で吸収されるものと、成分が口の粘膜から吸収される物の2種類があります。口の粘膜から吸収されると、効き目は早いわけで。写真右側のトラベルミンは、「酔ってからでも効く」と、ありますね。これは心強いかもしれません。
一方我が家では遠足の時に、サイダー味が舐めやすいかな~とコチラを服用させたことがあります。
乗り物に乗る30分前くらいに飲むタイプです。
有効成分
・自律神経に働くd-クロルフェニラミンマレイン酸塩
・平衡感覚を調整スコポラミン臭化水素酸塩水和物
このように乗り物酔い防止薬は、服用するタイミングによっても選び方は変わりますし、3才から 5才から 7才からと対象年齢が分かれていますので、ご注意くださいませ。