以前、子どもの予防接種のスケジュールについては掲載しました。
今日は違う観点から見ていきましょう。
そもそも…子どものかかりやすい感染症は、↓のように多岐にわたります。
ノロウイルス胃腸炎・マイコプラズマ肺炎・突発性発疹
手足口病・ヘルパンギーナ・RSウイルス感染症
尿路感染症・流行性結膜炎・咽頭結膜炎(プール熱)
溶連菌感染症・アデノウイルス感染症・梅毒
伝染性紅斑(リンゴ病)・サルモネラ感染症
ヒトメタニューモウイルス感染症・ヘルペス感染症
サイトメガロウイルス感染症・ライノウイルス感染症
カンピロバクター感染症
風疹・麻疹・ポリオ・結核・ジフテリア・百日ぜき
結核・破傷風・B型肝炎・Hib感染症・おたふくかぜ
水痘・日本脳炎・小児肺炎球菌感染・インフルエンザ
ロタウイルス胃腸炎
このうち、オレンジ部分がワクチンがあり予防可能な感染症となっています。
また、ここ10年で任意接種から定期接種になったものはコチラ↓
2013.4月 Hibワクチン・肺炎球菌ワクチン
2014.10月 水疱瘡ワクチン
2016.10月 B型肝炎ワクチン
2020.10月 ロタウイルスワクチン
公費で摂取できるものが増えたので、家計も助かりますね。とは言え…気になるのが副反応
一部ですが結果を見ていきましょう。
軽度 発熱・倦怠感・頭痛
MRワクチン 18% インフルエンザ 1.5%
軽度 腫れる・しこり・赤くなる
MRワクチン 3.7% インフルエンザ 9.1%
重度 アナフィラキシー(蕁麻疹・しびれ・息切れ)
インフルエンザ 0.00004%
重度 ギランバレー症候群(筋力低下・しびれ)
インフルエンザ 0.0001%
重度 髄膜炎(痙攣・意識障害)
おたふくかぜ 0.01%~0.1%
※生ワクチンは、5日~1週間後に副反応が出ることがあります。
では、副反応を気にして接種しない方が良いのか?それはリスクの大きさを比較してみると答えは出てきます。
例えば、おたふくかぜの場合…
自然感染の場合
耳下腺炎 60%~70%
難聴 0.01%~0.5%
無菌性髄膜炎 1%~10%
精巣炎 20%~40%
脳炎 0.02%~0.3%
ワクチンアリの場合
耳下腺炎 3%
難聴 ほとんどなし
無菌性髄膜炎 0.1%~0.01%
精巣炎 ほとんどなし
脳炎 0.0004%
小児科の先生は、「感染すると重症化しやすいものに対してワクチンがあるので、積極的に接種して下さい」と仰っていました。