A&S ママメイト優 百人百色の活きた子育て ~実は簡単だった子育ての極意~

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子育て・教育

早期教育で子どもの脳が破壊される?


高額の投資をすることが、将来の高い知的パフォーマンスを約束すると信じるとすれば、裏切られる可能性が高い
そう語るのは…「日本人の9割が知らない遺伝の真実」の著者 教育学博士の安藤寿康氏。専門は行動遺伝学と教育心理学です。

つまり平たく言い換えると…強制的にさせるのは危険ですらあるということ。もちろん本人がイキイキと楽しんでいるなら別。そもそも…IQは70%以上 学力は50~60%が遺伝とされているそうです

日本人は、子ども=「自分の所有物」という感覚が捨てきれていないと言われています。自分の価値観に沿うよう一方的にレールを敷いてしまったり、「自分のコンプレックス」を子どもには克服してほしいと、無理に習い事や考え方を押し付けてしまったり…

子どもの将来を思うが故に…と教育熱心なママに多いようです
悪いことではありませんが、万が一行き過ぎてしまうと、これは立派な教育虐待。
(関連記事)
「教育熱心な親」と「教育虐待をする親」
教育虐待の走りやすい親の特徴

中でも要注意なのは、過度な早期教育です。(※全てを否定するものではありません)
例えば…慶応大学医学部の小児科 渡辺久子講師は万延する早期教育信仰を警告されています。フラッシュカードのようなものを毎日機械的に見せられた子どもは食欲をなくしたり、眼が虚ろになったり…奇声を上げて激しく暴れるケースも目立つそうで、ひどくなると自傷行為にも繋がっているとのこと。

また早期教育の有効性は小学2年生までと言われていたりもしますよね。
徳島大学総合科学部の佐野勝徳教授は、次のようにおっしゃっています。「小学3年か4年までは学校の成績はいいようだが、ここからは少し様子が変わってくる。早期教育を受けずに『子どもの年齢ごとの発達』に応じた育てられ方をした子どもがぐんぐん伸び始め、早期教育を受けてきた子どもは伸び悩み、息切れする子どももでてくる」と…

「子どものために」は、本当に「子どものため」になっているのか?
今一度立ち止まって考えてみる時間も、大切かもしれませんね。知らず知らずの間に、親子共々疲弊して潰れてしまう…それでは元も子もありません。そんなことにならないよう…お子様とのコミュニケーションをしっかりとって、お子様自身の「エンゲージメント(やりがい)」や「やる気」に繋がる子育てができると良いですね。