文部科学省「令和2年度学校基本調査」による進学ステージを見てみると…
①私立幼稚園（3年　約158万円）
②公立小学校（6年　約193万円）
③公立中学校（3年　約147万円）
④公立高等学校（3年　約137万円）
⑤私立大学(文系4年　約717万円)
と進むことが多いようです。もし、この通りに進学したとすれば…
ザっと合計約1,400万円になります。
　※2019年10月に幼児教育無償化がスタートしたため、私立幼稚園でも家計は楽になりましたね。

よく「子どもを1人育てるのに教育資金は1,000万円」と言われますが…

それは幼稚園入学から大学卒業まで、全て国公立の学校に通った場合です。（1,000万円弱）
私立の場合は、授業料や入学金などの他に、寄付金や協力金・学債などもあり、入学時の出費は多くなります。ちなみに、1,400万円は私立大学文系の場合ですので、私立大学理系に進学すれば更にアップします。

参考までに…（日本政策金融公庫平成30年度「教育費負担の実態調査結果」参照）
☆私立短大　入学費用73.8万円　在学費用（1年）151.4万円　合計225.2万円
☆国公立大学　入学費用80.1万円　在学費用（1年）114.8万円　合計194.9万円
☆私立大学文系　入学費用90.4万円　在学費用（1年）160.1万円　合計250.5万円
☆私立大学理系　入学費用85.5万円　在学費用（1年）185.3万円　合計270.3万円
　　　※入学費用：受験費用・入学金・入学しなかった学校への納付金
　　　※在学費用：授業料・通学費・教科書代など

また、大学生ともなれば、下宿や一人暮らしの可能性も出てきますね。教育費だけでなく、家賃など生活費の援助も必要になってくるかもしれません。更にはもしも、幼稚園から大学まで、全てを私立校に進学した場合は…教育費だけで2,400万円以上かかると言われています。

このように、進路に違いによって約1,500万円以上も差が出るのです。
公的支援にもお世話になりながら、できる範囲で子どもの希望に応えられるように、計画的に教育資金の準備を進めたいものですね。

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