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子育て・教育

子どもの医療保険は必要?


皆さんは、「お子様の医療保険」どうされていますか?

実際の子どもの医療保険の加入率は、平成30年度生命保険文化センターの全国実態調査によると、51.1%だそうです。その背景には、子どもの社会保障制度が充実しているというのがあります。公的医療保険を活用することで、医療費の自己負担割合は、義務教育就学前で2割負担、就学後は3割負担です。また内容は自治体によって異なりますが、中学3年までは通院や入院時の医療費負担がゼロなど、自治体の助成制度もあります。

参考までに、大阪市の場合…
0歳から18歳までが対象。12歳までは所得制限なし。12~18歳までは、親のどちらかの所得が高い方の年収で所得制限がかかります。医療費の自己負担は1病院1日当たり500円。月に2回までで、3回目以降の自己負担はありません。

確かに助成があるのなら、掛け捨ての保険は要らない。それも一つの考えですね。
(共済などの安い掛け金で考えても、月々1,000円としたら年間12,000円の出費です)

ただし、入院時の差額ベッド代や健康診断・インフルエンザなどの予防接種は助成対象外です。
入院となると、子どもが小さい場合、付き添いベッド代やテレビカード代、交通費、親の食事代、入院していないお子様がいらっしゃれば、延長保育料などもかかってきますね。仕事を休むとなれば、収入が減る方もいらっしゃいます。また、入院の長期化や、保険適用外の治療を受ける可能性もあります。このような支出の補助的役割が子ども用の医療保険といったところでしょうか。

更には「災害共済給付制度」というものがあり、ほとんどの教育機関ではそれぞれが共済に加入してます。教育機関内での怪我や病気はサポートされる背景もあるため、「子どもの医療保険加入率は全体に比べると低い」と考えられます。

実際、必要かと聞かれると、必ずしもそうではない…という答えになります。
自治体の助成内容や貯金額などにもよりますね。

子どもは小さいうちは急な発熱など、大人より病気が多い気がしますね。
(実際は、全体で見ると子どもの入院率は低いのです。)

我が家も、1歳でインフルエンザからの中耳炎で入院したことがあります。
そこで、子どもの入院率を見てみると…0歳から1歳が最も多くなっています。
ですので、医療保険に加入することを選択するのであれば0歳からをお勧めします。

(参考までに…10万人対する受療率…平成29年度患者調査厚生労働省)
入院
15~19歳 113人
10歳~14歳 94人
5歳~9歳 86人
1歳~4歳 169人
0歳 1167人

外来
15歳~19歳 1923人
10歳~14歳 2764人
5歳~9歳 4377人
1歳~4歳 6517人
0歳 7276人

保険は「備えるもの」必要か否かはご家庭事情によっても異なってきます。
無駄の少ない「もしもの備え」を目指したいですね。

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