子どもがうまれると一度は考えるであろう学資保険。
全体の半数の方は学資保険に入っているようです。
では改めて…学資保険とは…
教育資金の準備を目的とした貯蓄タイプの生命保険。保険料を支払うことで、子どもの将来の教育資金を積み立てるもので、定めた年齢に達すると、お祝い金や満期保険料を受け取ることができる保険です。最大の特徴は、契約者(親)に万一のことが起こった時、それ以降の保険料の払い込みは全額免除されること。(死亡保障・払い込み免除特約)免除された後も、定めた契約通りお祝い金や満期保険料は支払われます。
※マイナス金利の影響で返戻率も下がり、すべてのご家庭に必要な保険ではありません
学資保険って必要?も併せてお読みください
その他の学資保険の特徴
☆加入年齢が3歳まで、6歳までと、他の保険より加入年齢の制限が厳しい。
☆小学生は加入が難しくなる上、毎月の保険料が高くなる。
一般的には、大学進学を迎える18歳や大学卒業の22歳を満期として選べるようになっています。(大学進学資金や就職費に充てることができる)また、小学校入学・中学校入学・高校入学のタイミングで、お祝い金を受け取ることができるプランもあります。(制服や教材費に充当)
学資保険の種類
・子どもの怪我や病気の医療保障特約を付加できるものもある
・育英年金がついたタイプもある
※保障を付けるほど返戻率は低くなります(別途医療保険を考える方がベター)
学資保険の契約の決め手
1番の理由は、「返戻率」 2番が「月々の保険料」だそうです。
返戻率とは…(受け取れる学資金+お祝い金の総額)÷支払った保険料の総額
以前は返戻率が130%を超える商品もあったようですが、現在は100%を割ってしまう学資保険もありますので、選ぶ時は慎重に選びたいですね。また今後を見据えて、解約することのないよう無理のない保険料を選ぶ必要があります。
結論
☆学資保険をお考えの方は、早いタイミングで(妊娠中でも契約できるものもあります)
☆返戻率の高い保険を選ぶ
☆保険料設定は無理しない
☆教育資金用途にしぼる
ここでワンポイントアドバイス!! 返戻率を上昇させるには?
・払い込み期間をなるべく短くする
・払い込み方法を年払いにする
・保険料を一括で払う
・お祝い金はまとめて受け取る(据え置きにしておく)
・兄弟姉妹で同じ学資保険に入る
※同じ保険会社の同じ学資保険でも、加入の仕方で返戻率が変わることもあります。
子どもが小さく、満期までの期間が長いほど返礼率は高くなります。
※ここでの掲載内容は、あくまで一般的なもので、保険商品により契約内容等様々です。
また保険控除との関係もありますので、詳しくはFPや保険会社にお問い合わせください。
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