子育てをしていると日常的に使ってしまいがちな、この3つの言葉…「ちゃんと、しっかり、きちんと」私も幾度となく使ってきました。
「もう・・・ちゃんとしてよ・・・」「きちんと座りなさい」なんて(笑)
ですが、この<ちゃんと><しっかり><きちんと>は、曖昧な表現なので、子ども達は言われていることが実際わからない。だから行動が変わらない・・・
これって大人でもありませんか?「きちんとプレゼン資料作ってね」と言われたら・・・この人の望んでいる「きちんと」って・・・何?こだわりはなんだろう・・・など、おさえておきたいポイント、知りたくなりますよね?
子どもは、新しい経験の中で知らないことだらけです。
大人の見解の「ちゃんと」「しっかり」「きちんと」では、子どもは理解できません。ですので面倒ですが具体的に伝える必要があるのです。
「ちゃんと食べなさい」
・お行儀が悪いから、食べ物では遊ばないよ。
・こぼさないように左手を添えようね。
・アムアムは15回ぐらいしてからゴックンしようね
・お口の中の物が出ちゃうから、食べている時はおしゃべりしないよ
「しっかり立ちなさい」
・両足に体重をかけて、背中はピンと伸ばすよ。
・顔は前を向いて、手はふとももの横あたりかな。
・フラフラ動かないよ~
「きちんと片付けなさい」
・遊んだら1つずつ片付けようね
・迷子にならないように元の位置に直すよ
・おもちゃのお家を決めてあげようね。
などなど・・・
また、「ちゃんと」「しっかり」「きっちり」や「バァ~っと」「チャッチャと」など、擬音語だらけの雰囲気的な会話や語彙の少ないシンプルな会話しかしていないと、子どもの語彙力も伸びません。
言い聞かせは、親の忍耐力も試されるところ・・・ゆっくり、じっくり向き合っていきたいですね。