A&S ママメイト優 百人百色の活きた子育て ~実は簡単だった子育ての極意~

メインメニュー

ブログ

MENU ▼
講座お申込みはコチラまで
講座お申込みはコチラまで

子育て・教育

カーリングペアレントになっているかも?


今日の話題は、カーリングペアレントについてです。

北欧デンマークで言われはじめた言葉です。日本でも数年前からメジャーになったカーリング。氷上に投げられたストーンの進む道を、ブルームと呼ばれるブラシでゴシゴシとキレイになめらかにして・・・ゴール!その得点を競うというもの。

この子育て版といえるのが、カーリングペアレントです。つまり・・・「子どもの人生がうまくいくように・・・困らないように・・・危険な物は先周りして、障害を取り除く親」のこと。過干渉・過保護とも表現されます。

例えば・・・
「明日は体操の日だから、体操服玄関にだしておいたよ」
「おなかすいたでしょう。おやつ準備してあるわよ」
「明日は〇〇の宿題提出日よ、鞄にいれたの?」などなど

子どもを愛しているが故に起こる、これらの行動。完璧主義の方は特に、行動に表れやすい傾向にあります。一見、「しっかりものの素敵な親」に見えますが・・・その裏側には、「理想的なちゃんとした親でいなければ」という、「親である自分自身のプライド」も関係している場合が多いと言います。先生や他の親から、自分の評価が下がることを避けたいとのこと。また、問題が起こると面倒なので、親都合で先にトラブル回避しているパターンもあります。(怪我や子どものダダ・ご機嫌取りやお友達とのトラブル処理は親の労力も伴う)しかしこれは…続けているうちに、こどもの芽を摘んでしまいます。

子どもが自ら困難に直面する機会が無く「失敗」を経験しない・・・というのが最大の問題。そうすると
・辛抱強くチャレンジできない
・自分で考えない
・プレッシャーに耐えられない
・我慢できない
・ネガティブな気持ちや思いを乗り越えられない
・失敗経験から立ち直れない(苦手意識の定着)
・失敗を恐れる
・コミュニケーション能力の低下

やがて、3つの大きな問題に直面してしまいます。
①子どもが自立できない
②自考力の低下
③レジリエンスの問題

※今の大人社会でも問題になっているレジリエンス
  レジリエンスとは簡単に言うと「折れない心」

Googleやマイクロソフト、ゴールドマンサックスなど海外のグローバル企業が導入し、日本でも少しずつ注目を集め始めているメンタルヘルス0次予防です。 ついつい、手をかけたくなる気持ちもわかります。 何故なら、私もそうだから… でも、少し深呼吸して立ち止まり、自分を制止して・・・ 「子どもを見守る」 「子どもを信じる」 心の余裕と時間を築いていきたいですね☆

急には突き放せない!とお思いでしたら…「明日の忘れ物はないかな?確認してみてね」と自分で考えさせる習慣をつけてくださいね。

関連記事
ヘリコプターペアレント