生活保護とは、「他の公的制度を利用できなかった時の最終的なセーフティーネット」という位置づけの国の公的扶助制度。ですので、働ける能力と職場があるのに働かない人は、生活保護を受給できません。求職者支援や年金制度などが優先されます。
ひとり親世帯で生活が苦しい場合は、まず、母子家庭・ひとり親世帯向けの手当てや支援制度を利用して、それでも生活が苦しい場合に相談しましょう。生活保護の対象となる人は、高齢者や病気、または失業などで働けなくなってしまった人。世帯収入が居住地の最低生活費より低いことと決められています。
持ち家や車があると、先にそちらの処分をすすめられます。ただし、通院などでどうしても車が必要など、具体的な事情によっては、保有を認められる場合もあるようです。生活保護の申請が認められれば、6万~10万円(自治体によって異なる)の給付を受けられます。
☆申請方法
・生活保護申請書
・健康保険証
・預金通帳
・給料明細
・年金手帳等
・公共料金領収書
・免許書かパスポート
・マイナンバーカード
・印鑑
などを持って、各自治体の生活保護窓口に申請。その後審査。
一般的には、生活保護の審査はハードルが高いと言われています。
<生活保護を受けると…デメリット>
・年金制度を利用できない
・国の融資制度を利用できない
・保険に加入できない
・クレジットやローンをくめない
・貯金ができない
・娯楽が制限される
・家族や親族に援助できないかの問い合わせをされる
少しでも収入が入ると、減額や打ち切りになる可能性もあります。
親族への問い合わせも、リスクとなる方もいらっしゃるでしょう。
デメリットをしっかり理解して、利用を考えることをお勧めします。