子育てにおいて、重要な家庭環境について書いていきます。
育児中は、しつけや進学の考え方の違いから、夫婦喧嘩が起こりやすくなりますよね。
でも、これが「日常的に繰り返されていたら??」
福井大学とハーバード大学の調査で、日常的に両親の暴力や暴言を見聞きしてきた子どもは、脳の視覚野の一部が委縮していたと明らかにされています。平均で16%も委縮していたのだとか。つまり、記憶力や学習に影響がでる可能性もあるというのです。そして脳へのダメージだけで見てみると、身体的な暴力を目撃した人より、言葉の暴力を目撃してきた人のほうが脳へのダメージが大きかったそうです。
これは、子ども自身のコミュニケーション力にも影響します。
例えば…
・暴力的な喧嘩を目にすると、感情を読む能力に欠ける
・激しい口論を見て育つと、感情を読みすぎる傾向になる
・長期間見聞きすると、感情をコントロールできなくなる
などが、あげられています。
夫婦喧嘩は子どもにとって、百害あって一利なし。
もちろん一番は、夫婦で気を付けること、でも、こればっかりはどちらか一方だけ頑張っても難しくて…夫婦の協力が必要です。(子どもの前では喧嘩しないと決めるなど)
できるならば避ける、それでも避けられない状況で、常にそのような夫婦の姿を子どもに見せ続けるぐらいなら、「無理に一緒に生活をすること」への選択を考え直すタイミングという場合もあるかもしれませんね。日本も多様化してきて、いろいろな家族の在り方が考えられます。
別居婚、週末婚、シングル選択。
毎日のイライラから、子どもにあたることもあるかもしれない。
ママの心の安定が 子どもにとって一番です。