ある調査では、最終学歴によって養育費の受け取りに大きな差があることが分かりました。
発表されていたのは…
「養育費を一度ももらったことがないシングルマザー」
中学校卒業→75.3%
高校卒業→59.8%
大学・大学院卒→39.4%
また、平均年間収入を見てみると…
中学校卒業→約280万円
高校卒業→約320万円
大学・大学院卒業→423万円
(厚労省「平成28年全国ひとり親世帯等調査結果報告」より)
多くのシングルマザーは、子どもを養うために働かざるを得ません。
世界を見てみると…
フランス・イタリア・イギリスは、約60%
ドイツ・アメリカは、約70%
日本のシングルマザーは81.8%が働いています。
日本のシングルマザーはスーパーウーマン。しかしそのスーパーウーマンの一部は、スーパーウーマンでありながらワーキングプアなのです。
この背景には次のことも関係しています。
「日本は児童手当や保育サービスの支出が低い」
(データは2017年と少し古いですが…対GDP比です)
スウェーデン 3.4% イギリス 3.2%
フランス 2.9%に対し
日本はわずか1.6%だったそうです。
パート・非正規などの雇用条件の問題もあるでしょう。
また、養育費は「子どもには親と同等の教育を…」という決まりがあり・・・
親が大学を出ているならば、子どもも大学を出ることができることをサポートする養育費が求められます。
つまり自身も関係しますが、パートナーの学歴も自ずと関係してくることが浮き彫りになった結果となりました。